ガイスターAI大会@GAT2024

GAT会場とオンラインのハイブリッド対戦!/Hybrid GAT venue and online competition!

オンラインでAWSに接続しての対戦です。

GAT会場での現地参加も可能です。

大会は 3月10日 (日) AM10:00より一日だけ実施します。

参加者はskypeを用いて通話をしながら進めていきます。詳細は実行委員長にお問い合わせください。

申込締切を2月28日までとさせていただきます。

多対戦大会/Multi-competitive tournament

今回は多対戦大会も実施します。

3月5日 AM10:00より実施します 4チームが参加予定なので、総当たりでリーグ戦を行います。

持ち時間なしの1手1秒未満 先後それぞれ50回、計100回対戦

100戦して勝ち数が多いチームが勝点3、少ないチームは勝点0、勝数同点は勝点1

順位は勝点で決め、同点の場合は総勝ち数が多いチームが上位、とします。

組み合わせ、結果はこちら(Google Spreadsheet)

大会結果/Results

今回は7チームの申し込みでしたが、多対戦大会には参加されたSawaganiが棄権で6チームによるリーグ戦となりました。現地参加が3チーム,オンライン参加が3チームです。

AWS上に置いたサーバーを使って同時に対戦を行いました。

結果はこちら(Google Spreadsheet)

予選では、昨年1位のNaotti2024と昨年2位のHandyGeisterが今年も順調に星を積み重ねましたが、初参加のRedSearchも好調で三つ巴の争いになります。 HandyGeisterはなかなか星を落とさず、最後はRedSearchとNaotti2024の2位争いが焦点になりました。 最後はRedSearchが一歩抜け出し、見事初の決勝進出を決めました。

決勝
HandyGeister ×○ RedSearch ○×

決勝は1勝1敗でプレーオフによる争いに!プレーオフはHandyGeisterがしっかりと勝ち切り、初の優勝となりました!

棋譜はこちら

大会参加者/Players

プログラムと開発者
プログラム名 開発者 参加方法 特徴 多対戦大会参加
HandyGeister Team HandyRL (代表 大渡勝己) 現地 ナッシュ均衡を目指した強化学習
Sawagani 倉光広人(東京理科大学) 現地 PV-MCTS + Transformer
RedSearch 窪田裕介(芝浦工業大学) オンライン 相手の行動から駒色推定し、駒数差をつけるAI
Nissy-TGEM 錦織光司(松江工業高等専門学校) 現地 UCT+紫駒探索+TGEMによる駒種推定
HayazashiHandy 長澤瑛信(松江工業高等専門学校) オンライン HandyRLを用いて、早指しAgentに特化したAI
Naotti2024 川上直人(株式会社 Lightblue Technology) 現地 紫駒+αβ
むらまちゅ 荒井光 現地 強化学習

大会の目的/Purpose

GPCCでも2年連続取り上げられるなど、人気のあるボードゲーム「ガイスター」AIの試合を行い、 不完全情報要素のある面白い題材のガイスターAI研究を促進することを目的とする。

サーバを介したAI同士の自動対戦をおこなう。

大会の概要/Outline

  • 日程:2023年 3月10日 (日)AM10:00より
  • 会場:オンラインで実施!GAT会場でも参加できます!
  • 実行委員長:橋本 剛(松江高専)
  • 実行委員: 錦織光司(松江高専), 長澤瑛信(松江高専)
  • 参加条件:
    • こちらのガイスターサーバーを用いてオンラインで対戦します。
      ガイスターサーバー
      自作のガイスターAIプログラムを接続して対戦してください。

    • 事前に接続テストをします。うまく接続できない場合は相談して対応します
  • 対戦形式:
    • リーグ戦 (総当りの予定。参加者が多ければスイス式)で上位2者を決定し、優勝決定戦を行う
    • リーグ戦各組み合わせについて, 先手後手を交代して2試合おこなう。
    • リーグ戦各試合は,勝ち3点,引き分け1点,負け0点として勝ち点を計算しその合計で順位を決定する。
    • 優勝決定戦は, 先手後手を交代して2試合行う。引き分けとなった場合は, じゃんけんで先後を決定しさらにもう1試合で優勝を決定する
    • 試合順は, 試合進行に応じて審判が決定する。
  • 対戦プロトコル:

    • 以下のルールに基づいたガイスターサーバーを用います。対戦プロトコルは以下のURLを参照してください。
    • 対戦プロトコル
    • サーバ1台, クライアント2台を用います。サーバはこちらで用意します(AWS)。
    • 不正手を送った場合はで負けとします。
    • (TCP/IP通信で文字列をやり取りします. それさえ可能であれば, どのOS, どの環境で作っていただいてもかまいません)
    • (現在は, 手元のWindows10マシン/Visual Studio 2019で開発した, C++によるAIが動作することを確認済みです。)
  • 時間制限:
    • それぞれに10分の持ち時間が与えられます。切れたら1手10秒制限になります。
    • 時間切れは負けになります。
    • 時間はサーバーで計測します。
  • 引き分けについて:
    • 200手目を指したところ(先手100手、後手100手)で勝敗が決まっていなければ引き分けといたします。
  • 対戦プログラムに与えられる入力について (概要)
    • 盤面状態(盤上の相手駒の色は分かりませんが、自分駒の色・取った相手駒の色は分かります)
    • 残り時間(自分, 相手)は、現在の仕様では与えられません。
    • 詳細はこちら → 対戦プロトコル。
  • 申し込み・問い合わせ
    • 申し込み期限:大会開始直前まで2月28日まで(なるべく早めにお願いいたします)
    • 申込み・問い合わせ:松江高専 橋本までメールでお願いいたします。 hashimoto●matsue_-_ct_dot_jp (●を@に, _-_を-に, _dot_を.に変えてください)
    • 申込み内容:作者氏名またはグループ名、所属、プログラム名をメールにご記入ください。 グループの場合は全員の氏名、所属を明記してください。
      参加者名(グループ名)、所属、プログラム名などはホームページ上で公開されますが、 本名ではなく愛称などを使いたい場合はその旨ご連絡ください
  • 参考:
  • 動作環境など/Setting

    • 以下のシステム要件を満たすクライアントマシン・プログラムをご用意ください。
      • ガイスターサーバーのプロトコル(TCP/IPでやり取り)に準じた, ガイスターAIのプログラム

    ガイスターについて

    ガイスターは, 相手の駒が見えない状態で戦うチェスゲームです。
    何が襲ってくるか互いに分からないというスリルを味わえます。
    十字方向に動かせる駒を互いに8個(青4個, 赤4個)持ち, 自陣の8マスに自由に設置した後, 先手後手が交互に動かしていきます。
    このゲームの勝利条件は、相手の青い駒(良いオバケ)をすべて取る or 自分の赤い駒(悪いオバケ)をすべて相手に取らせる or 自分の青い駒(良いオバケ)を1匹盤外に脱出させる、のいずれかです。
    なお, ローカルルールとして「自分の駒が見えないバージョンのガイスター」もあります。こちらもなかなか面白いですよ。